亀田縞は最盛期の大正時代には
660軒もの織物業者さんがあったのだそうです。
しかしながら、今では2軒のみとなってしまいました。
それも70年ほど前に一度途絶え、
平成17年(2005年)に復活し現在に至ります。
和genオープンは平成17年12月10日。
そうです和genオープンの年に亀田縞は復活を遂げたのです。
そんな亀田縞の復活とともに歩んできた和genですから
亀田縞を応援しない訳にはいきませんよね。
只今製作中の私の7着目の亀田縞の着物の柄はこちら・・・
女性用としても人気の柄で
赤いラインがとても印象的な縞柄です。
亀田縞の良さとして昨日は
①「丈夫さ、耐久性」をあげました。
今日は
②「生地の風合い」です。
昨日も申しましたワッシャー加工を最初から施した後
天日干し風の仕上げにより
非常に柔らかいソフトな仕上がりになります。
普通の生地は水通しなどをした場合
伸子張りのようにして両端を引っ張りながら干さないと
均一な巾を保てません。
「亀田縞」は天日干し風仕上げといって
自然な乾燥で綺麗な巾に仕上がるほど
生地がしっかり打ち込まれているということです。
ですので、柔らかい風合いでありながら
しっかりした丈夫な生地という
一見、相反してしまいそうな特性を兼ね備えた木綿といえるでしょう。
そんな丈夫でありながら柔らかい肌触りが
私が「亀田縞」を愛してやまない
最大の理由といっても過言ではありません。
と言う訳で本日も亀田縞を着用。
昨日の紺の縞の色違いのエンジの縞。
こちらも10年前に仕立てたものです。
・・・つづく
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綿100% 亀田縞
単衣居敷当付き
お誂えお仕立て上げて 37,800円(税込)
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