亀樂作夢衣

亀樂作夢衣

「亀田縞を使ったボタン式の作務衣。きらくさむえ。」

この度和genでは社長の私、佐藤がこよなく愛する新潟県産木綿織物「亀田縞」を使ったボタン式の作務衣を製作いたしました。

私は和genオープンと同時期くらいに亀田縞をきものとして着始めましたので、かれこれ15年亀田縞を愛用していることになります。ただ今、亀田縞のきものを7着、作務衣を3着持っています!
亀田縞の特性は何と言っても丈夫さ。

私が15年前に一番最初に誂えた亀田縞は15年間もの間かなりの頻度で洗濯機で洗っているにもかかわらず、生地の風合いを保ち、型崩れしないほど丈夫です。さすが、70年前まで農作業用の野良着(のらぎ)として着られていただけのことはありますよね。
これは亀田縞がワッシャー加工といって、最初から水通し加工が成されていることにより、生地が詰まって丈夫になっている為でもあります。

そんな亀田縞を使った商品開発。
メーカーさんや問屋さんで既に出来上がっている商品を仕入れて販売するのとは違い、デザインから材料調達、縫製工場とのやりとりなど・・・今回の作務衣製作でもの作りの大変さを実感いたしました。

それでも今回の作務衣は、今まで京都の「よきもの倶楽部」さんというメーカーさんで作り私が普段着用し、和genでも販売していたデザインのものでしたので、最初からデザインするのとは違って大変さも軽減されました。
今回の亀田縞の生地は普段着物用に仕入れている亀田縞より厚手の生地を新しく試作していただきました。
生地の他にファスナーやボタンの調達、そして一番大変だったのは縫製です。
ただでさえ国内の縫製工場は海外依存で少なくなっている上、和服と洋服の中間のような中途半端な存在である作務衣は、特殊な加工になってしまうため、縫える所がなかなか見つかりづらいことがわかりました。そんな苦労の末誕生した、その名も「亀樂作夢衣(きらくさむえ)」。
亀田縞で和装を楽しんでいただきたいという願いから命名いたしました。

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
「亀田縞」と「亀樂作夢衣」を今後とも末永くご愛顧のほどよろしくお願いいたします。