日本三大古代織「榀布」「葛布」「芭蕉布」

先週末の「こたつdeるふる茶屋」

小雨の降る中、大勢のお客様がいらっしゃいました。



そんな中でもひと際華やかだったのが

きものを着てイベントのお手伝いをしていただいた

若いモデルさん!






モデル事務所「リリマリ」さんの

若くて美男美女のモデルさんたちです。


早朝から和genスタッフが着付けをして

送り出させていただきました。


私、佐藤もイケメン男性2人を着付け。



皆様「きものって素敵」と

喜んでいただけました。


こんな若い男女がきものの良さを

広めていってもらえるとありがたいです。


リリマリの皆様ありがとうございました!







かつて私たちの祖先たちは

草や木の繊維から糸を績み

布を織って身にまとってきました。

先人たちは自然からの恵みに

感謝しながら優れた英知を結集し

寒さから身を守り

たくましく生き抜いてきたのです。


「古代織」には

厚司織、榀布、藤布、葛布、芙蓉布、芭蕉布、太布など

7種類の織物があり

現在もなお細々と織られています。


これらは全て明治時代~江戸時代より前に織られていた織物で

生産者が少なく手作業の為

長時間を製造に要し

完成品の多くはほんの僅か

市場では流通していないといわれています。


国内で古くから用いられてきた織物のなかでも

代表的といえるのが

「葛布(くずふ)」「芭蕉布(ばしょうふ)」「榀布(しなふ)」です。


これらの織物は“日本三大古代布”と呼ばれています。


葛布は、マメ科の植物である葛のツタから作られるのが特徴です。

芭蕉布は芭蕉の葉鞘から

榀布は榀の樹皮から作られています。

綿織物が普及する以前は

このように多様な自然素材が織物に用いられていました。


現在和genにて開催中の

「原始布・古代織・自然布 展」では

その三大古代布を手にとって

見ることが出来ます。


「葛布」




葛糸織りには

高度な技術と精神力が要求されます。

保温性、防水性に優れ

軽くて張りのある特性

その魅力は何といってもその透明感と光沢です。



「芭蕉布」




芭蕉布は沖縄県および奄美群島の特産品です。

薄くて軽く、張りのある感触から

汗をかきやすい高温多湿な日本本土の夏においても

肌にまとわりつきにくく涼感を得られます。

「喜如嘉の芭蕉布」の名で国の重要無形文化財

経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています。



「榀布」




しな布は榀布、科布、信濃布、志奈布などと呼称されています。

平成17年に伝統的工芸品に指定された際

「羽越しな布」として登録を受けました。

単衣にもあわせていただけますが

粗く織られており、透け感が有りますので夏物に最適です。

現在では山形・新潟県境の一部などで

わずかに生産されているにすぎません。




以上の様な非常に希少で珍しい

日本三大古代布を

現在和genで見ることが出来ます。


三大古代布が見れるのは1月22日(日)まで。


ご来店お待ち申し上げております。



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いつか無くなってしまう希少な織物のご紹介

「原始布 古代織 自然布展」開催中


とき 1月13日(金)~22日(日)


●からむし布●竹絲布●雁皮布

●葛布●紙布●柳布●郡上紬

●鳳梨布(パイナップル布)●本場黄八丈・・・などなど。





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きものって老若男女!

 

 

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