新潟は7月に入って蒸し暑い日が続いていますが
昨年と比べると
30℃を超える日が少なく
比較的過ごしやすいのではないでしょうか。
昨年はもうこの時期で35℃を超える日が
続いていたように思います。
冷夏も困りますが
このまま最高気温が30℃くらいで
留まってくれるとありがたいですよね。
でも暑くなっても大丈夫・・・
それは私達には小千谷ちぢみという
強い味方があるからです!
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夏の着物の代名詞と言われ
麻織物の代表的な「小千谷縮」は
2009年にユネスコの世界無形遺産に選ばれました。
縮の魅力は、その独特の表面のうねりに秘められています。
肌と着物の間にできるホンの僅かな空間が
汗を蒸発させるとき体温から気化熱を奪い清涼感を与えてくれます。
繊維の中で、最も発汗作用が高いのが麻なのです。
小千谷縮は単衣に仕立て
浴衣と同じように着られます。
帯は半幅帯、兵児帯などを締めますが
襦袢を着て夏の八寸帯を締めれば外出着にもなるのです。
昔ながらの技法・技術で作られる小千谷縮は
昭和30年、国の重要無形文化財にも指定されています。
指定条件は
①苧麻を手積みした糸を使い
②手くびりで絣模様をつけ
③居坐機で織り
④しぼとりをする場合は湯もみ、足ぶみにより
⑤雪に晒す
以上の厳しい条件を満たしたものを「本製小千谷縮」 といい
一年に数反しか織られていません。
現在は糸にラミー(苧麻を機械紡績したもの)を使い
織機で織ったものが手頃な価格で流通しています。
小千谷縮のお手入れは簡単!
水洗いできます。
手洗いをお勧めしますが
私はネット使用で洗濯機で洗っています。
洗濯後は型崩れしないように着物ハンガーなどにかけ
日陰で干すとよいでしょう。
シワが気になる部分は軽くやさしく手で伸ばす程度に。
着用時期は地域にもよりますが
六月下旬~八月での着用をおすすめします。
最近は温暖化で5月でも真夏日になることもありますので
普段着としてでしたら暑さに合わせて早めに着用しても良いでしょう。
新潟県人として郷土の誇れる織物「小千谷ちぢみ」は
一着はお持ちいただきたい逸品です。
ご来店お待ち申し上げております。
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