本塩沢織元「酒井織物」さんを後にし、
いよいよメインの「雪晒し」を見学に・・・
塩沢では1軒だけとなってしまった
雪晒しを行う古藤さんのお宅。
とても立派なご自宅前の
田んぼに積もった雪の上で
雪晒しは行われています。
雪晒しは
毎年、2月下旬~3月上旬の
まだ雪深い季節の晴れた日に行われます。
3年ほど前に見学に訪れた時には
あいにくの雨模様で
見れなかったこともありました。
この日も爆弾低気圧の影響で
見学が危ぶまれましたが
参加者皆様の強運の所為か
塩沢はなんとかお天気が持ち
見学することが出来たのでした。
新潟県は広く
塩沢や湯沢は雪深いですが
関東圏に近いこともあり
2月も後半になると
関東の高気圧が張り出す事が多くなり
新潟市などで天気が悪い時でも
晴れ間が多く見られるのです。
そんな塩沢の気候を利用し
生活の知恵から生まれた
「雪晒し」なのです。
雪晒しの効果とは・・・
日光が当たる際に発生する水蒸気と、
強い紫外線によって光化学反応が起こり
オゾンが発生することにより、
雪上の布に漂白作用をもたらすと言われています。
新しく出来上がった反物だけではなく、
着用して汚れてしまった着物も、
雪晒しをすることによって、
不思議なことに、白さが蘇るのです。
汚れの程度にもよりますが
晴れた日の昼間5~6時間晒すのを
3日~1週間程度繰り返されます。
雪晒し見学後
六日町温泉旅館「龍言」で開催中の
塩沢、小千谷、十日町の
織物の新作発表会を見て帰途に着きました。
折しも、岩室で強風のためトラック横転事故や
電信柱が倒れたとのニュースがあった日で
よく雪晒しを無事見学できたな~と
胸をなでおろした次第です。
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「羽織展」
とき 3月16日(金)~19日(月)
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