浴衣の「竺仙」その④

ゴールデンウィークに入って
古町界隈は観光客と思われる方々が
多く見受けられるようになってきました。

この時季
県外から来られる着物愛好家の方々が
小千谷縮を新潟土産に買っていかれます。

小千谷縮④

和gen店内の小千谷縮の品揃えと
お値段の安さにびっくりされて
中には2〜3反まとめて買っていかれる方も・・・

良い柄はお早めに確保してくださいね!



和genでは只今「スーパーSALE」開催中!
昨日はお母様と娘様姉妹、仲良く三人でお着物を着て
SALEを見に来てくださいましたA様。

お客様着物阿部様

親娘で着物でお出掛け素敵ですよね!
またのお越しをお待ちしております。



浴衣の「竺仙」その④

竺仙⑬
「竺仙」ホームページより抜粋

明治三十四年発行の 公益社刊「東京名物志」より

「竺仙」は、実に所謂(いわゆる)志ぶい物の総本家本元にして、
其(その)染出せる中形の浴衣地手拭地を始め、
凡(すべ)て染模様色合いの風流古雅にして渋味ある、
斬新奇抜にして意気なる、
到底類と真似の出来得べからず者にて、
通人社会の垂涎(すいぜん)措(お)く能(あた)はざる所なり。
故に苟(いやしく)も通品を以て任時じ、或は任ぜらるるゝ輩(やから)にして
「竺仙」の染物を着せざるなく、之を着せざれば、未だ以て通を談ずべからずと云う。

〜〜〜現代語に訳して〜〜〜
「竺仙」は、本当にいわゆる志ぶい物の総本家本元にして、
竺仙の染める中形(中くらいの型)の浴衣、手拭いから
全ての染模様(友禅、小紋、染帯)の色合いは風流で、古への華やかさも有る 正に渋いものである。
更に斬新奇抜な柄で有り、
到底同じような種類の品、又真似の出来ない品で
物の道理の良く分かった(物事によく通じている意)方々の社会でも他の追随を許さないものである。
従って仮にも自分は通人であると自他共に認める方々で、
竺仙の染物を未だお召でない方は通人とは言えないと言われてる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

竺仙の浴衣をお召しになって初めて通人と言えるのですね。
通人を自称する貴方、
今夏は竺仙浴衣を着て出かけましょう。