去る、10月23日・・・この日は奇しくも
中越地震からちょうど十年経った日。
私も当時、吉田町の商工会で炊き出しの同行で
小千谷を訪れたことを思い出しました。
小千谷は意外と近く、
高速道路を使えば車で1時間。
全国の住みやすい街ランキングで新潟県内では1位なのだそうです。
小千谷インターを降りてすぐ小千谷蕎麦の昼食。
樋口先生とご一緒させていただきました。
以前にもご紹介させていただきましたが、
樋口隆司先生は日本工芸会の正会員で
樋口工藝社さんは
小千谷の織元でも飛びぬけた異彩を放つ工房です。
工房に行く前に
小千谷縮ゆかりの神社「明石堂」に立ち寄りました。
明石堂は、小千谷縮布の創始者、
堀次郎将俊(ほりじろうまさとし)をお祀(まつ)りしたお堂で
縮商人の出資により、1848(嘉永元)年に建造されました。
積雪を考慮した高床式で、
内外の周囲には吉谷の柳田庄左衛門の手による彫刻をめぐらした立派なものです。
堀次郎将俊は播磨国(今の兵庫県)
明石藩士の家に生まれ、
地元の明石縮をもとに越後麻布から改良して
今日の小千谷縮布の基礎を築いたと言われています。
このお堂は行政からの援助を受けず
雪囲いなどで多額の維持費が掛かるのにもかかわらず
小千谷の織物組合だけで維持管理されているのだそうです。
明石堂を後にして
いよいよ樋口工藝社さんへ・・・つづく