本日、小千谷縮の里
小千谷の「樋口工房」さんに行ってまいりました。
小千谷インターで樋口先生自らお出迎え。
工房に行く途中で
小千谷縮ゆかりの神社「明石堂」に寄りました。
明石堂は、小千谷縮布の創始者、
堀次郎将俊(ほりじろうまさとし)をお祀(まつ)りしたお堂で
縮商人の出資により、1848(嘉永元)年に建造されました。
積雪を考慮した高床式で、
内外の周囲には吉谷の柳田庄左衛門の手による彫刻をめぐらした立派なものです。
堀次郎将俊は播磨国(今の兵庫県)
明石藩士の家に生まれ、
地元の明石縮をもとに越後麻布から改良して
今日の小千谷縮布の基礎を築いたと言われています。
このお堂は行政からの援助を受けず
雪囲いなどで多額の維持費が掛かるのにもかかわらず
小千谷の織物組合だけで維持管理されているのだそうです。
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そんな明石堂を離れ
昼食に小千谷そばをいただいて
いよいよ樋口工房さんへ・・・
数ある小千谷の工房の中でも
特に偉才を放っている「樋口工房」さん。
作家で社長の樋口隆司さんは
小千谷の縮屋六代目で
日本伝統工芸展に9回の入選をされた
染織界の実力者。
日本工芸会の正会員でもあります。
幾何学的な文様がお得意で
震災後は特に「祈り」をテーマに
星の柄を多く手がけました。
樋口先生の作品と気さくな人柄で
日本全国に多くのファンがいらっしゃいます。
あのサッカーの元日本代表
中田英寿も訪れた工房です!
樋口先生から奥様も交えて
小千谷の織物だけでなく
ビールマイスターの資格保持のお話や
住みこみ修行時代のお話まで
楽しく為になるお話を聞くことが出来ました。
そして先生の作品
小千谷縮
紬ちりめん
湯もみ絹縮など・・・
どれもため息の出るような作品を惜しげなく見せていただきました。
参加されたお客様も大満足。
小千谷は新潟市内から車で1時間ほどで行けます。
思いのほか近いのでまた企画したいと思っております。