羽織芸者

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羽織芸者 辰巳芸者 字を見ただけでも 

気風のいい姐さんが颯爽と歩く姿が浮かんできそうです。
先日お客様に羽織姿を誉めていただきました。

「芸者さんみたいで格好がいいですね」

勉強不足な私は はて?

私は 普段から男物の羽織を羽織ることが多いのです。

色が私の着物に合いやすいことと

振りが開いてないので風が入らず暖かいし

着物の袖丈を気にせず着れるので重宝していました。

その日もやはり 黒い紬で膝下まである男物の長羽織を着ていました。

お客様をお見送りした後に早速 お勉強タイム。
昔々 江戸時代に深川の芸者さんの間で 

当時男性だけのものだった羽織を着ることが流行りました。

これには 幕府による取締りの目を誤魔化すという目的があり

源氏名も「梅吉」「小太郎」など男性の名前。 

彼女達を一般に 羽織芸者 辰巳芸者と呼びました。

気風がよくて情に厚く 芸は売っても色は売らない 

深川芸者は粋の権化だったそうです。
なるほど。。。

何気なく着てたのですが 時代背景があったのですね。

一つ賢くなりました[m:66]