予告「結城つむぎ展」③いしげ結城紬

今日の新潟は急激に冷え込んだ一日でした。


夜にはまるで真冬のように

コートを着込んだ方も見受けられました。


明日以降は最低気温が更に低くなりそうです。


気温の変化で風邪などひかぬようご注意ください。


明日10月6日(火)は和gen定休日です。







結城紬の一番の特徴は

ふんわりとした真綿の風合いです。



これは、動力織機によって織られる

「いしげ結城紬」も同様です。



いしげ結城紬は

軽くて暖かく

着心地が良いといった特徴はそのままに

技術の合理化により

価格を抑えることで

手が届く結城紬として

多くの方に親しまれています。


結城郡とこの産地が呼ばれるころ

北部結城町では「本場結城紬」が

南部石下町付近では「石下紬」(経:絹、緯:綿)

と呼ばれる交織織物が

実用呉服向けとして織られていました。


昭和中期になると

実用呉服の中心がウールに移行し

これに伴い石下産地は

生産を絹100%の高級品に変え

時代に対応しました。


やわらかな真綿から引いた糸を

作業効率をあげての製織に成功したことが

いしげ結城紬の技術の特徴です。


四十数工程ある作業は

熟練の職人達の手業により

支えられています。


糸は、真綿から動力を使い

手で引き出していきます。



縦糸の場合は

そこに更に細い生糸を絡ませ

補強します。


織りは動力織機を使用します。


この織機の扱いには

手仕事とはまた違う技術力を必要とします。


また絣が入る場合には

一本一本柄を合わせながら織っていく

根気のいる作業になります。


手紡ぎの糸を使用して

手機で織る「本場結城紬」は

高額品になってしまいますが

いしげ結城紬は

限りなく手仕事に近い動力を使っている為

本場結城紬の半額ほどの価格にもかかわらず

丁寧に製織される

温もりある布なので

結城紬の良さを充分に楽しむことができる

決して侮ることの出来ない真綿紬といえるでしょう。




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和gen15周年特別企画

「結城つむぎ展」開催!



10月8日(木)~12日(月)


●本場結城紬●いしげ結城紬●結城帯 ほか・・・


ご来店お待ち申し上げております。


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