去る3月1日、お客様と
日帰りで雪晒し見学ツアーに
行って参りました。
天気予報では
低気圧が西から発達してやってきて
大荒れの模様。
雪晒しは半分諦め気分で古町を出発しました。
ところが、目的地の塩沢に近づくにつれ
空が明るくなっていきました。
そして到着した頃には
青空が見えていました。
到着後、まずは
塩沢織物研修センターにて「100日講習」の見学。
「100日講習」とは・・・
塩沢織物工業協同組合で開催されている
「越後上布伝習者養成講習会」
重要無形文化財越後上布、
小千谷縮布の技術保存の為、
後進の育成を行っています。
冬期間のみ開催される講習会で
100日の講習会を5年間履修して
初めて越後上布の織り手として認められます。
でも本当に織り手として残るのは
その講座を履修しても
10人に1人くらいなのです。
最初に糸作りから
苧麻(ちょま)という麻の一種で
植物繊維を細く裂き
績む(うむ)・・・つなげて糸にします。
手作りの植物繊維の糸は敏感で繊細です。
湿度を保つ為、
機織りの部屋はエアコンが使えません。
研修生の織姫さんたちは寒い部屋で
洋服を厚着して織っていました。
経糸を機に掛け腰当てで張力を加減し、
足首にかけた紐を引いて交差させ
緯糸を打ち込みます。
次に本塩沢の機屋さん
「酒井織物」さんへ。
・・・つづく
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「羽織展」
とき 3月16日(金)~19日(月)
オシャレに、防寒用に、
長羽織にすればコート代わりにも・・・
絵羽織ほかオシャレな羽織用の生地を
豊富にご用意いたします!
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