荒磯文様

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本日ご夫婦で結婚式に出席される
お客様の着付けのお手伝いをさせていただきました。

旦那様用の足袋を
白足袋と荒磯文様の足袋をお持ちいただき
「どちらが良いですか?」
と聞かれましたので
本来ならば白足袋なのですが、
着物と羽織がグレーのアンサンブルでしたので
あえてオシャレな荒磯文様をお勧めいたしました。

 

荒磯文様は中国の故事に
「黄河の急流を登り切る鯉は、登竜門をくぐり、天まで登って龍になる」といういわれから
吉祥文としてこの模様が生まれたとされています。  

日本でも「鯉の滝登り」などは
子供の立身出世を願う
吉祥文様として取り入れられています。

お茶の世界でも名物裂の模様として使われています。

荒磯というと海を連想しますが、
元々は中国の故事の黄河・・・
即ち大河の波に鯉が描かれているものなのです。

と言う訳で、荒磯文様の足袋は
POPな柄足袋と違い
結婚式の場にも相応しい
吉祥文様の足袋と言えるのではないでしょうか。

ということをお伝えして
お客様を結婚式に
送り出させていただきました。