先日、お客様のM様がご来店。
今年の6月に米沢織産地ツアーに
ご一緒させていただいた時に
お求めいただきました
野々花染工房の本藍染めの帯を
締めて来て頂きました。
塩沢のお着物に
大変よく合っていて
素敵でした!
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本日より始まりました
柏崎わのわさんプロデュース
「陸前高田染」発表会。
以前より好意にしております
柏崎の呉服屋さん「わのわ」さんが
この度、陸前高田の草木を使って
十日町で染めた紬
“陸前高田染”を完成、
和genにて発表させていただくことになりました。
わのわさんは2007年(平成19年)7月16日の
中越沖地震で被災しときに、
全国の多くの人々の支援に助けられました。
2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災は
中越沖地震の比ではない甚大な被害をもたらしました。
“わのわ”さんは何か恩返しが出来ないかと思っておりました。
その時、いち早く岩手県陸前高田市に
“NPO法人 きものを着る習慣をつくる協議会”
理事長の中塚一雄氏が駆けつけ、
その年の夏には“ゆかた支援”として
NPOの仲間や和genでも協力させていただき、
ゆかたを集め被災された方々に差し上げました。
そんな縁もあって、
わのわさんのところに
中塚理事長から陸前高田の流された松できものを作り、
支援できないかとの提案があり、
2004年(平成16年)10月23日の中越地震で被災した
新潟県十日町の岩田紬の岩田日出夫さんにお願いしたところ
同じ境遇、二つ返事で引き受けて頂き
“陸前高田の松染”が出来上がりました。
陸前高田の“高田松原を守る会”の鈴木会長や
陸前高田の普門寺熊谷住職に
売上金の一部を
義援金としてお届けいたしました。
その後も縁あって陸前高田には
何度も足を運び復興の様子を見て参りました。
あれから4年地元の人々にとっては
復興とはまだまだ先の話のようです。
世の中さまざまな自然の猛威が襲って来ており、
東日本大震災が薄れてきていることを実感している今日です。
わのわさんは何か出来ないかと思い、
普門寺住職に私に出来ることはないかと尋ねたら、
流された松の皮はもう無いが、
松染が出来たのだから、
同じ支援で私の境内の草木を使って
“陸前高田染”で支援をしたらどうかと言われ
100パーセント陸前高田の草木で染め上げた
紬のきものが出来上がりました。
“陸前高田染”の名称に関しましては、
陸前高田市の戸羽市長に
使用することのお許しも得ることが出来ました。
多くの皆様の応援やご協力で出来た“陸前高田染”を
本日10月17日(土)から19日(月)まで
柏崎で発表する前に和genで
お披露目させていただく運びとなりました。
尚、和gen開催後、
10月22日(金)〜25日(日)までの4日間は
柏崎わのわさんにて“陸前高田染”を発表致します。
今回は6種類の草木を染めました。
1種類の草木に2種類の媒染を使い
計12反を発表致します。
催事期間中は、
柏崎わのわさんの店主、
小林正明さんも
ご来店いただいております。
明日も11時開店です。
ご来店お待ち申し上げております。