新潟県産着物
新潟県産着物
「新潟県内産の生地で作る和g e n の着物。」
亀田縞kamedajima
新潟市南部に位置する旧亀田町の伝統織物亀田縞は優美な伝統色で織られ、柔らかな風合いと丈夫さを備えた日本の伝統生地です。
新潟の亀田地区に、伝統の「亀田縞」を復元している機屋(はたや)があります。最盛期には日本最北の綿産地であり、660の業者によって「亀田縞」が生産されていたといいます。しかし、時代の移り変わりとともに昭和13年から戦時指定生産が開始。その後大量生産の時代がはじまり、亀田縞はあえなく歴史の幕を閉じる事となりました。しかし2005年に亀田に残る2人の職人が亀田縞の伝統を70年ぶりに復活させ後世に伝えることとなったのです。
和genでは、秋~春の3シーズンご着用いただける「亀田縞」のお誂えも承っております。
本塩沢hon-shiozawa
「本塩沢」は「塩沢お召し」ともよばれている新潟県南魚沼市塩沢地域でつくられている絹織物で江戸時代中頃に作られ始めました。
材料は生糸を用いており、経糸には、1メートルあたり350回、緯糸には1,800回もの撚りを掛け、織りあげた後に湯もみをします。この湯もみのときに、撚りの掛かった糸が戻ることによりシボができ、シャリッとした風合いが生まれます。
シボのある生地は適度な張りがあり、身に纏ったときには着崩れがなく、心地よく体になじみます。サラサラッとした着心地で、風通しや裾さばきもよく、最近は気候変動で袷の時期でも暑い日が多くなっていますので、そんな時には非常に役立ちます。
そんな塩沢お召しも織元の廃業や後継者不足、職人さんの高齢化などで生産数が激減。今後、入手困難が予想されますので是非お手元に置いていただきたい逸品です。
小千谷縮Odiya-chidimi
新潟県小千谷市周辺を生産地とする苧麻=からむしを使った麻織物。夏の着物の代名詞と言われ、「小千谷縮」はこの度、世界無形遺産に選ばれました。
縮の魅力は、その独特の表面のうねりに秘められています。肌と着物の間にできるホンの僅かな空間が、汗を蒸発させるとき体温から気化熱を奪い清涼感を与えてくれます。繊維の中で、最も発汗作用が高いのが麻なのです。
小千谷縮のお手入れは簡単で水洗いができます。手洗いをお勧めしますが、ネット使用で洗濯機で洗うこともできます。着用時期は地域にもよりますが、六月下旬~八月で、普段着としてでしたら暑さに合わせて着用できる着物です。
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