「ふるまち逸店逸品フェア」開催中

昨日今日と2日間
新潟市では恒例の「酒の陣」があり
大変な賑わいをみせていたようです。

酒の陣帰りに多くのお客様にもお寄り頂きました。

長岡からお越しのK様ご夫妻

着物姿黒岩様

酒の陣帰りにしては
全然、素面でした。
聞けば朱鷺メッセから酔い覚ましで歩いて来られたとのこと。
私も行きたかった・・・

金沢も盛り上がっているようですが、
新潟も負けていられませんよね!



只今、古町商店街におきまして
「ふるまち逸店逸品フェア」開催中です。

逸店逸品フェア

2009年から始まったこの取り組み、
今回6店舗の参加で
各店自慢の逸品を御紹介させていただいております。

弊店の今回の逸品は「片貝木綿」です。

片貝木綿⑥

片貝木綿①

現在放映中の朝ドラ「マッサン」で
着用されたものと同じ色柄のものも展示中です!

片貝木綿②



片貝木綿とは、新潟の小千谷で織られている木綿で、
現在では「紺仁(こんに)」さんがただ一件の織元。

独特の凹凸があり、生地が重なった時にも
他の木綿地に比べてさばきが良くなっています。

ふっくらとした肌触りを残しながら、サラリとべとつかない。
片貝木綿の糸使いは、経糸、緯糸共に単糸使いに最大の特徴があります。

しかも経糸には、3種類の太さの違う糸が、規則的に配置されています。
これは、同じ太さで織った時のように、
表面が平面的にならないようにするためで、
太い糸の凸部が主に肌に触れるため、着れば着るほど体になじみます。

最初に袖を通した時は、湯通し後でも、ほんの少し糊が残り、
糸が若い(撚りがしっかりしている)ため、硬さが残り皺になり易い。
しかし、洗濯で水をくぐり水に揉まれ、乾燥で空気に晒され、
そして肌に触れ月日を重ねると、
糊は完全に抜け糸は枯れて(撚りが少し戻る)
表面に綿毛が密生した状態に変化してくる。

着れば着るほど柔らかくなるそれが片貝木綿。
まるで綿毛布やキズをいたわるガーゼの優しさです。

是非ご高覧くださいませ。

それでは明日もご来店お待ち申し上げております。